使いやすい理想的なキッチンとは? (スタッフブログ)
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2019年11月08日
こんにちは!突然ですが、キッチンは使いやすい間取り・レイアウトにしておきたいですよね。
作業効率を上げるためには、「ワークトライアングル」と呼ばれる配置を意識して、
シンク・コンロ・冷蔵庫の位置を決めることをおすすめします。
今回は、最適な家事動線を実現するためのポイントや、
I型・L型などのレイアウトごとの考え方について、一緒にチェックしてみましょう!
まずは最適な作業動線を実現するための「ワークトライアングル」について確認しておきましょう。
【水まわり】【火まわり】【冷蔵庫】の3点を線で結ぶとできる三角形(トライアングル)が、
正三角形に近いほど作業性がよくなるとされています。
また、この3辺の合計が3.6〜6.0mの範囲になるよう設計すると、
それだけでキッチンが驚くほど使いやすくなります!
わかりやすく説明すると、シンク・コンロ・冷蔵庫を、それぞれ下記のように配置することが重要になります。
シンク・コンロ・冷蔵庫の3点の距離が適切だと、移動や調理の時間が短縮され、作業のしやすさが格段に
上がります。上記の範囲を超えてしまうと動きにムダが出てしまい、逆に距離が短いと配膳などの作業ス
ペースが狭くなり、いずれも家事の効率が悪くなってしまうと言われています。
より使いやすいキッチンにするためには、料理をしてから食卓に出すまで、どのような順に動くかを考えてみましょう。
一般的には、
【食材の保管場所(食品庫・冷蔵庫)】→【シンク】→【調理台】→【コンロ】→【配膳台、食器棚】
という順に動きますよね。
キッチンに置く機器類も、この流れをイメージしながら配置できるとベストです。
ちなみに、右利きの人は冷蔵庫→シンク→調理台→コンロを右回りに、
左利きの場合はその逆に設置すると良いとされています。
作業が効率化されると、料理の時間も楽しくなり、結果的には疲れにくくもなりますよ♪
食器棚など「収納」の置き場所も盲点になりがちなので、きちんと考慮しましょう。
物が多い場合には、使いやすいサイズの背面・壁面収納や、パントリー(食品庫)の増設も検討しましょう。
食洗機を設置するなら、食器をしまう場所が近くにあると楽ですね。
ただ最新のシステムキッチンに交換すると、キャビネットに収容できる量が増える可能性があるので、
現在お使いの収納棚が不要になるかもしれません。
導入する機種に合わせて、既存の物の配置も決めましょう。
また「ゴミ箱」の位置も、やはり遠すぎると不便に感じることが多いので、注意が必要です。
リビングなどから丸見えになってしまうのが後から気になるケースも多いので、
できればカウンター下などに隠せるようにしておくと便利ですよ。
ワークトップ(作業台)の近くに冷蔵庫も食器棚もあれば、買ってきた食材や、片付ける食器をしまう時間も
短縮できそうですね。
ここまで解説してきたポイントを踏まえつつ、今度はI型・L型のキッチンにおいて、
理想の作業動線を確保するためにどうしたら良いのか、具体的に考えてみましょう。
●I型キッチンのレイアウト
「I型キッチン」は、狭小住宅でも採用しやすい、最も主流な形です。
壁付け式であっても対面式であっても、場所をあまり取らずに設置できます。
レイアウトを考える際に一番大事なのは、火まわりゾーン。
熱い鍋やフライパンを持って歩く距離が長くなると、危険ですよね。
そのためコンロやオーブンの位置が、なるべくシンクから遠くならないように設計するのが最善
壁付けタイプの場合は、シンクを中間にして、コンロと冷蔵庫が一列に並ぶのが理想的です。
台所が狭く、冷蔵庫をキッチン付近に置けない場合には、シンクと冷蔵庫の間にキッチンワゴンを用意すると、
買ってきた食材をしまう時や、下ごしらえしたい場合などに便利です。
●L型キッチンのレイアウト
動線が自然と三角になる「L字型のキッチン」は、ワークトライアングルを実現しやすいというメリットがあります。
L字の部分を2面とも壁付けにするか、
どちらか一方のみをリビング側に向けて対面式にするかを選べるのも、魅力と言えるでしょう。
ただしL型キッチンにする際は、I型キッチンよりも広いスペースを確保しないといけません。
また、食器棚を置くスペースを忘れてしまいがちなので気を付けてくださいね。
シンクの近くに冷蔵庫やパントリーがあると、下ごしらえの時間が楽になるでしょう。
シンク・コンロ・フリーな作業台スペースが、それぞれ分かれるように配置すると良いでしょう。
キッチンの奥側に、シンク・コンロのどちらが来るかが重要になりますが、
いずれにしても冷蔵庫がシンクの近くになるよう配慮してくださいね。
それでは また次回(*^^)v
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